一部,内容が古くなっているものもあるかもしれません。
多要素認証
多要素認証とは?
多要素認証とは,パスワードに加えて本人しかできない追加の認証を行うことで不正アクセスを防止する方法です。
多要素認証は利用者本人が設定する必要がありますので,設定と利用については以下のページをご参照いただきますよう,お願いします。
多要素認証設定後,結局何を使ってメールをチェックすれば一番良さそう?
スマートフォンや携帯電話を利用する場合,利用者は特に問題なく,いつでもどこでも多要素認証を行ってメールをチェックすることができます。
スマートフォンや携帯電話を利用しない場合,固定電話があるところでしか多要素認証はできません。
Webブラウザのみをご利用であれば,メールをチェックする際(14日間を超える場合),必ずサインインしているその場で認証が必要となります。
ですので,固定電話がある場所以外でも多要素認証を行ってメールチェックをしたいのであれば,Webブラウザのみをご利用を再考していただくことになります。
個人的な好みもあって難しいですが,例えば Thunderbird, Windows の Outlook(現状では多要素認証非対応,一部最新バージョンでは多要素認証対応済の報告もあり)などをこれまで使ってきたのであれば,引き続きご利用することをお勧めします。これらの多要素認証非対応のメールソフトは,「アプリパスワード」を入力することでその後は多要素認証の要求がありません。
初回のみ,例えば学内の固定電話で認証し,最後に表示されるアプリパスワードをコピーするなりメモするなりして大切に保存しておけば,そのパスワードを一回入力すれば,あとは特にすることはありませんので,ご自身のノートPC に Thunderbird をインストールしてアプリパスワードを入力しておき,そのノートPCを持ち歩けば,どこでも(多要素認証の要求なく)メールのチェックができます。
macOS Mojave で メール.app の場合は?
macOS Mojave ではシステムレベルで多要素認証に対応しています。以下のような手順でメールの読み書きができることを確認しています。
- システム環境設定->インターネットアカウントで既存の弘大メールの設定がある場合は削除し,Exchange を選んで新規アカウント作成
(設定が削除されるだけで,弘大メールアドレスそのものが Office 365から削除されるわけではありません。) - 弘大メールアドレスを入力し,サインイン
(「手動構成」ではなく「サインイン」) - (アプリパスワードではなく)ログインパスワードを入力すると,多要素認証の要求が(スマホのアプリまたは電話に)飛んでくるので「承認」をタップするか,#キーを押すか,またはパスコードを入力するなりして多要素認証を行う。
ただし,システム環境設定>インターネットアカウント>iCloud で,キーチェーンの連携にがオンになっているとうまくいかない(設定したアカウント情報が削除される)という報告もあります。問題が生じた場合は,iCloud>キーチェーンの設定を外し,もう一度 Exchangeアカウントを作成してください。
多要素認証設定後,iPhone でメールが見れなくなった
iOS のメールアプリは本稿初稿執筆現時点では多要素認証非対応ですので,これまでメールが閲覧できていたのに,多要素認証の設定後,閲覧できなくなってパスワードの入力を求められる場合は,以下のようにしてください。
設定 > パスワードとアカウント から,弘大メールのアカウントにアプリパスワードを入力してください。
追記:2018年12月時点で,iOS 12 については多要素認証に対応したため,アプリパスワードは必要がなくなりました。新たにアカウントを設定する場合は,弘大メールアドレスと Hiroin ID のパスワードを入力し,多要素認証で承認してください。
参考:iPhone、iPad、iPod touch で Exchange ActiveSync を設定する – Apple サポート
Safari でアプリパスワード作成の画面に行こうとすると問題が発生する
Safari でアプリパスワードの追加作成を行おうとすると,以下のエラーが出るという報告があります。その場合は,以下の方法をお試しください。
Safari で ・Office365 の設定 ↓ ・セキュリティーとプライバシー までいったら, 1. Safari メニュー(アップルメニューの右隣)から 「このWebサイトでの設定...」を選び, 2. 「ポップアップウインドウ」の項目を「許可」にする。 そのあとで, ・アプリ バスワードの作成と管理 をクリックして 「作成」をクリックしてみてください。
アプリで認証する設定の途中,QR コードを読み取るところで「次へ」ボタンが見えない
Web ブラウザのウインドーの大きさによっては,QR コードを読み取った後の「 次へ 」のボタンが見えない場合があります。
「 次へ 」のボタンをクリックしてすすまないと認証設定が完了しません。
スクロールできない場合には,
- Windows の場合は control(コントロールキー) と -(マイナスキー)を同時に押す
- macOS の場合は command キーと -(マイナスキー)を同時に押す
と画面が縮小表示されて,隠れていた「 次へ 」のボタンが見えますので,クリックして認証設定を完了してください。
Safari で Authenticator アプリの設定をしようとすると問題が発生する
- 「Authenticator アプリの設定」ボタンを押す直前に,
- Safari メニュー(アップルメニューの右隣)から 「このWebサイトでの設定…」を選び,
- 「ポップアップウインドウ」の項目を「許可」にしてから,
- 「Authenticator アプリの設定」ボタンを押してください。
海外出張中にメール(多要素認証)を利用したい
「アプリ認証」はWi-Fiや現地のSIMに交換した場合であっても利用できます。ネット接続できない環境の場合は、下記手順で「確認コード(6桁の数字)」で認証してご利用ください。
- 認証画面で「別の方法でサインイン」をクリックします
- 「モバイルアプリの確認コードを使用します」をクリックします
- Authenticator アプリを開いて確認コード(6桁の数字)を確認します
- 確認コード(6桁の数字)を入力して[検証]をクリックする
シャープのボタンを押しても設定できない
お使いの電話がダイヤル回線である可能性が考えられます。
“トーン”と記載されたボタンまたは”*”ボタンを押し,続けて”#”ボタンを押してみてください。
スマートフォンの機種変更
電話番号を引き継いでスマートフォンの機種変更を行った場合の設定手順です。スマートフォンにはあらかじめ「Microsoft Authenticator」をインストールしておいてください。
- App Store(iOS)
- Google Play(Android)
- サインインします
アカウントにサインイン - [Microsoft Authenticator アプリを現在使用できません]
(このウインドウが表示されずにサインインできた場合は5番に飛ぶ) - IDを確認する方法を選択する
- 携帯電話のSMSを確認してコードを入力する
- [アカウントを表示]
- [セキュリティ情報]
- 2の認証画面が表示された場合は、2~4を実行する
- 旧スマートフォンの情報を[削除]
- [OK]
- [サインイン方法の追加]
- [認証アプリ]
- [次へ]をクリック
- [次へ]をクリック
- 新しいスマートフォンの「Microsoft Authenticator」でQRコードを読み込ませてアカウントが追加されたら、[次へ]をクリック
- 新しいスマートフォンで[承認]する
- 新しいスマートフォンで[承認]する
- [次へ]をクリック
- 「Microsoft Authenticator」が追加されました
- [設定完了]
認証方法を変更したい(アプリコード認証 -> アプリ認証)
- サインインします
アカウントにサインイン - [マイ アカウント]
- [セキュリティとプライバシー]-[追加のセキュリティ検証]
- [アカウントのセキュリティに使用する電話番号を更新する]
- 〇をクリック
- [アプリケーションで通知する]を選択
- [保存]をクリック
- [設定オプションの確認]をクリック
- 「アプリケーションを確認しています」
- 認証デバイスで[承認]を押す
- [閉じる]
認証方法を変更したい(電話認証 -> アプリ認証)
Office365では複数の認証方法を登録できます。「電話認証」の他に下記の手順で「アプリ認証」も登録しておくことをお勧めします。「アプリ認証」は(海外)出張先で現地のWi-FiやSIM交換した場合でも利用できます。
- 「Microsoft Authenticator」アプリをインストールします。
アプリ認証にはスマートフォンが必要です。スマートフォンでこのページを開き、Microsoft Authenticator というアプリを以下のリンクからダウンロードしてください。アプリは無料です。- App Store (iPhone)
- Google Play (android)
- パソコンでブラウザ(Firefoxやchrome)を起動しサインインします。
アカウントにサインイン - [マイ アカウント]をクリックします。
- [セキュリティとプライバシー]-[追加のセキュリティ検証]をクリックします。
- [アカウントのセキュリティに使用する電話番号を更新する]をクリックします。
- [Authenticator アプリの設定]をクリックします。
- QR コードが表示されます。
- スマートフォンで「 Microsoft Authenticator 」を起動します。
- 右上の「+」をタップします。
- 「職場または学校アカウント」を選択します。
- 先ほどの QR コードをスキャンします。
- アカウントが追加されます。
- パソコンで[次へ]をクリックします。
- スマートフォンで[承認]をタップします。
- パソコンで[アプリケーションで通知する]を選択されていることを確認します。