みちのくホールでのプロジェクタスクリーン投影及びネット配信の効果的な利用方法

みちのくホールでのプロジェクタスクリーン投影及びネット配信の効果的な利用方法

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50周年記念会館みちのくホールは講演会場として利用可能ですが、整備から年月が経ち、各種機器の陳腐化が否めません。マイク・スピーカー等は機器更新を要しますが、映像については現行機器でも適切な設定で一定の画質で投影・配信することが可能です。以下にWindowsPCを使用した場合の方法を示します。

1.前提
・みちのくホールでの集合講演
・PowerPointによるプロジェクタスクリーン投影
・Teams等によるオンライン配信

2.必要な機器等
・Aノートパソコン(演者用:画面出力ポート×2以上)
・Bノートパソコン(管理者用:有線LANポート)
・サブディスプレイ(演者用)
・カメラ(演者用ノートパソコンでも可)
・Bノートパソコンとサブディスプレイを接続するケーブル
・d-sub変換コネクタ(プロジェクタはd-sub接続になるため、ノートパソコンにポートがない場合は変換コネクタが必要になります。
・その他は50周年記念会館に備付の機器を使用します

3.方法
みちのくホールではプロジェクタの性能が低いため、PowerPointの発表者ツールを使用して、プロジェクタへの投影サイズが適切になるようにします。また、発表者ツールでは発表者側の画面が配信されてしまいますので、そちらの対応を今回はサブディスプレイを利用して回避します。(オンライン配信ツールの機能で回避する方法もあります)
※備付機器や配線等については50周年記念会館担当者にご確認ください。
(1)Bノートパソコンを有線LANに接続します。
(2)Aノートパソコンを無線LAN(又は有線LAN)に接続します。
(3)Aノートパソコンにプロジェクタ入力用ケーブルを接続します。
(4)Aノートパソコンとサブディスプレイをケーブルで接続します。
(5)Aノートパソコンのデスクトップで右クリックし、ディスプレイ設定を開きます。


(6)ディスプレイ設定が開くので、ディスプレイの配置変更・ディスプレイの解像度・マルチディスプレイ設定を調整して、ノートパソコンをメイン画面とし、サブディスプレイとプロジェクタがサブ画面になるように調整します。画面が正しく出力されているか確認して下さい。

(7)Bノートパソコンで会議を開催し、Aノートパソコンで会議に参加します。
(8)AノートパソコンでPowerPointファイルを開きます。
(9)Aノートパソコンで開いたPowerPointファイルの設定で発表者ツールにチェックを入れます。 


(10)Aノートパソコンで開いたPowerPointファイルでスライドショーを始めます。メイン画面に発表者用画面が開き、サブディスプレイとプロジェクタにプレゼンテーションが開きます。これで一定の画質のプレゼンテーションをプロジェクタに投影できます。
(11)オンライン会議ツールで、サブディスプレイ画面を共有します。これでプレゼンテーション画面のみオンライン会議で共有できます。

なお、みちのくホールのプロジェクタは画面サイズが4対3のため、PowerPointファイルは標準で作成するとより適切な表示が可能になります。

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