2014年12月2日
総合情報処理センター
2014年12月18日 ネットワーク技術専門委員会承認
2015年1月29日 センター運営委員会承認
これまでの経緯
総合情報処理センターが管理する実習室のパソコンにインストールするソフトウェアについては,授業担当教員が「教育用実習室使用申請書」を提出する際に,授業で使用するソフトウェアを記入して申請していただき,この申請リストをもとに,必要があれば追加インストールすることで授業に支障をきたさないように対応してきました.
また,「教育用実習室使用申請書」に記入していない場合でも,これまでは授業担当教員からの個人的依頼を受けて,その都度,センター職員が依頼されたソフトウェアをインストールしてきました.
問題点
しかし,その結果,同様の機能を有する複数のソフトウェアがインストールされたり,同一ソフトウェアの複数の異なったバージョンがインストールされたり,授業で誰が使っているのかわからないソフトウェアがそのまま残っていたりして,ディスク容量を圧迫し,起動時間やメンテナンス業務への悪影響が問題となっています.
また,21世紀教育「情報」では実習室使用申請が一括で行われるため,授業担当の各教員が「教育用実習室使用申請書」に記入して申請する機会がなく,ソフトウェアのインストールについては,これまでは口頭での依頼に頼っていたことも問題となっています.
追加インストールするソフトウェアに関する方針
システム全体のパフォーマンス向上とセキュリティの確保・メンテナンス業務の省力化のため,新システムではインストールするソフトウェアの見直しと選定について,将来的には実習室利用教員等でつくるワーキンググループ等で決定する方向にしたいと考えています.
さしあたって,授業で使用するための追加ソフトウェアのインストールについては,次のような方針でのぞみます.
- 追加インストールするソフトウェアは,無料のものとする.
- ソフトウェアは最新のバージョンをインストールし,同一ソフトウェアの異なるバージョンを複数インストールしない.また,長期間サポートがされていないものはインストールしない.
- 同様の機能を有するソフトウェアを複数インストールしない.
- 特にWeb ブラウザやテキストエディタなどは複数インストールせず,センターでサポートが可能な1種類程度にする.
- 現行の情報テキスト中で紹介されているような以下のソフトウェアについては, Windows, Linux, Mac OS X の全てのプラットフォームで使えるようにする.
- Firefox, Thunderbird, LibreOffice, TeX, GIMP, wxMaxima, Gnuplot
- Windows 機 (Windows 8.1 Pro) に追加インストールするソフトウェアについては,保存容量が制限されているため(Windows/Linux デュアルブートで SSD 128GB),以下の方針によりインストールするものを厳選する.
- 同一ソフトウェアは最新のバージョンのみをインストール.複数のバージョンはインストールしない.
- Cygwin, Emacs 等は,デュアルブートの Linux 側で対応可能なのでインストールしない.
- 追加インストールする Web ブラウザについては,いろいろ好みがあることは理解するが Firefox のみとする.
- 追加インストールするテキストエディタについても,いろいろ好みがあるとは思うが,どれか一つ(たとえば TeraPad)にする.
- Linux 機 (CentOS 6.6) に追加インストールするソフトウェアについては,原則としてシステム標準のパッケージ管理システムで提供されているものに限る.
- OS X 機 (OS X Yosemite 10.10) に追加インストールするソフトウェアについては,以下の方針による.
- /Applications に追加インストールするのは,Mac App Store で配布されている無料ソフトウェアのみ.
- /usr/local に追加インストールするのは,パッケージ管理システム Homebrew で提供されているものに限る.