Outlook のキャッシュを削除する方法

Outlookではキャッシュを利用した動作を高速化する仕組みが備わっていますが、キャッシュが破損した時に、「動作が遅くなる」「メールが受信されない」「添付ファイルが開けない」などの問題が発生することがあります。
その場合は、3つのキャッシュを削除すると情況が改善される場合があります。

  1. ローミングキャッシュ(RoamCache)のクリア
    • 宛先補完や会議室一覧などのデータを補完
    • 削除手順
      1. Outlookを終了
      2. Windowsキー + R を押して、「ファイル名を指定して実行」を開く
      3. 以下を入力して「OK」
        %localappdata%\Microsoft\Outlook\RoamCache
      4. 表示されたフォルダ内のファイルをすべて削除
  2. 添付ファイルキャッシュのクリア
    • 一度開いた添付ファイルを高速に再表示するためのキャッシュ
    • 削除手順
      1. Outlookを終了
      2. Windowsキー + R を押して、「ファイル名を指定して実行」を開く
      3. 以下を入力して「OK」
        %userprofile%\AppData\Local\Microsoft\Windows\INetCache\Content.Outlook
      4. 表示されたフォルダ内のファイルをすべて削除
      5. 「2」のフォルダがない場合、以下を入力して MS Office のキャッシュをクリア
        %userprofile%\AppData\Local\Microsoft\Windows\INetCache\Content.MSO
  3. オフラインキャッシュ(OSTファイル)のクリア
    • メールや予定表などのデータを保存するファイル
    • 削除手順
      1. Outlookを完全に終了
        タスクマネージャー(Ctrl + Shift + Esc)でバックグラウンドを含めて、「outlook」が動いていないことを確認
      2. Windowsキー + R を押して、「ファイル名を指定して実行」を開く
      3. 以下を入力して「OK」
        %userprofile%\AppData\Local\Microsoft\Outlook
      4. 「3」を入力してフォルダが見つからない場合は、以下の手順で探してください
        1. 検索窓に「コントロールパネル」と入力などして、コントロールパネルを開きます
        2. 「ユーザーアカウント」から、「Mail(Microsoft Outlook)」を選択します
        3. 「データファイル」を選び、該当するアカウントを選択します
        4. 該当するアカウントを選んだ状態で、「ファイルの場所を開く」を押す
      5. 表示されたフォルダ内にある .ost ファイルを確認して、削除
      6. 削除後、Outlookを再起動すると新しいOSTファイルが自動的に再生成されます

参考:

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