TSVファイルの作成方法

TSVファイル作成のための準備

発行、更新の場合TSVファイルを作成するために必要な準備です。

前提条件

OpenSSLが使用できる環境を用意する必要があります。

秘密鍵の作成

200KB程度のランダムな内容のファイルを3つ用意する。

% openssl rand 204800 > file1.txt
% openssl rand 204800 > file2.txt
% openssl rand 204800 > file3.txt

用意した3つのファイルを使い秘密鍵を作成する。

% openssl genrsa -des3 -rand file1.txt:file2.txt:file3.txt 2048 > +++++.key
Enter pass phrase: ***** <= 任意のパスフレーズ
Verifying – Enter pass phrase: ***** <= 同じパスフレーズ

注意

秘密鍵は他者へ公開・漏えいしないよう十分に配慮してください。

CSRファイルの作成

作成した秘密鍵を使いCSRファイルを作成する。

% openssl req -new -key +++++.key -sha256 -out #####.csr
Enter pass phrase for *****.key : ***** <= 秘密鍵作成時に入力したパスフレーズ
Country Name (2 letter code) [AU]:JP
State or Province Name (full name) [Some-State]:Aomori
Locality Name (eg, city) []:Hirosaki
Organization Name (eg, company) [Internet Widgits Pty Ltd]:Hirosaki University
Organizational Unit Name (eg, section) []:.(ピリオド)
Common Name (e.g. server FQDN or YOUR name) []:*****.hirosaki-u.ac.jp
Email Address [] :.(ピリオド)
A challenge password [] : .(ピリオド)
An optional company name []: .(ピリオド)
  • 空欄の場合は「.」ピリオドの入力が必要です。
  • *****.hirosaki-u.ac.jpは申請するサーバのFQDNを指定してください。

CSRファイルの内容を確認する。

% openssl req -noout -text -in #####.csr

TSVファイルの作成

発行・更新・失効のためのTSVファイルを作成します。

前提条件

  • 発行、更新の場合はCSRファイルを作成してください。
  • 更新、失効の場合は使用中の証明書ファイル(cer、crt)を用意してください。
  • TSVファイルの作成は「TSVツール」を使用します。

発行申請

  1. 「作成開始」ボタンをクリックしてください。
  2. 各選択項目が「新規発行申請用TSV」、「サーバ証明書」、「3:サーバ証明書(sha256WtihRSAEncryption)」になっていることを確認し「この内容で作成を開始」ボタンをクリックしてください。
  3. 「CSRファイル読込」でCSRファイルを選択して「読込」ボタンをクリックしてください。
  4. 「利用管理者Email」、「利用管理者氏名」、「利用管理者所属」、「Webサーバソフトウェア名等」を入力してください。
  5. 「完了」ボタンをクリックしてください。
  6. 「ダウンロード」ボタンをクリックするとTSVファイルがダウンロードされます。

補足

  • 「利用管理者Email」は固定IPアドレス申請時のメールアドレス(HiroinID)と同じである必要があります。
  • 「Webサーバソフトウェア名等」にはApacheやNGINX、システム名などを入力してください。
  • 複数のホスト名を指定するには「利用管理者FQDN」に記載したホスト名以外のホスト名を「dNSName」に入力してください。

更新申請

  1. 「作成開始」ボタンをクリックしてください。
  2. 各選択項目が「更新申請用TSV」、「サーバ証明書」、「3:サーバ証明書(sha256WtihRSAEncryption)」になっていることを確認し「この内容で作成を開始」ボタンをクリックしてください。
  3. 「CSRファイル読込」で新しく作成したCSRファイルを選択して「読込」ボタンをクリックしてください。
  4. 「証明書ファイル読込」で更新前の証明書ファイル(cer、crt)を選択して「読込」ボタンをクリックしてください。更新前の証明書ファイル(cer、crt)が手元にない場合は「失効対象証明書シリアル番号」を入力してください。
  5. 「利用管理者Email」、「利用管理者氏名」、「利用管理者所属」、「Webサーバソフトウェア名等」を入力してください。
  6. 「完了」ボタンをクリックしてください。
  7. 「ダウンロード」ボタンをクリックするとTSVファイルがダウンロードされます。

補足

  • 「利用管理者Email」は固定IPアドレス申請時のメールアドレス(HiroinID)と同じである必要があります。
  • 「Webサーバソフトウェア名等」にはApacheやNGINX、システム名などを入力してください。
  • 複数のホスト名を指定するには「利用管理者FQDN」に記載したホスト名以外のホスト名を「dNSName」に入力してください。
  • 「失効対象証明書シリアル番号」がわからない場合は「シリアル番号を取得する方法」をお試しください。

失効申請

  1. 「作成開始」ボタンをクリックしてください。
  2. 各選択項目が「失効申請用TSV」、「サーバ証明書」、「3:サーバ証明書(sha256WtihRSAEncryption)」になっていることを確認し「この内容で作成を開始」ボタンをクリックしてください。
  3. 「証明書ファイル読込」で失効予定の証明書ファイル(cer、crt)を選択して「読込」ボタンをクリックしてください。失効予定の証明書ファイル(cer、crt)が手元にない場合は「失効対象証明書シリアル番号」を入力してください。
  4. 「利用管理者Email」を入力し「失効理由」を選択してください。「0.その他」を選択した場合コメントは必須です。
  5. 「完了」ボタンをクリックしてください。
  6. 「ダウンロード」ボタンをクリックするとTSVファイルがダウンロードされます。

補足

  • 「利用管理者Email」は固定IPアドレス申請時のメールアドレス(HiroinID)と同じである必要があります。
  • 「失効対象証明書シリアル番号」がわからない場合は「シリアル番号を取得する方法」をお試しください。

シリアル番号を取得する方法

運用中のサーバにアクセスしてシリアル番号を取得します。

% openssl s_client -connect *****.hirosaki-u.ac.jp:443 </dev/null 2>/dev/null | openssl x509 -noout -serial
serial=1234567890ABCDEF <= 16進数のシリアル番号

16進数のシリアル番号の頭に「0x」を付けて「0x1234567890ABCDEF」とする。

もしくは、シリアル番号を10進数に変換する。

% echo "obase=10; ibase=16; 1234567890ABCDEF" | bc
1311768467294899695 <= 10進数のシリアル番号

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