平成26年12月20日
総合情報処理センター長
葛西 真寿
システム更新に伴うメールドメインの変更について
平成27年3月1日より,本学全構成員に提供している電子メールサービスを Microsoft 社の教育機関向けクラウドサービス Office 365 Education に全面移行します.
この際,これまでは,
教職員は user@cc.hirosaki-u.ac.jp
学生は user@stu.hirosaki-u.ac.jp
となっていたメールドメインを統合し,教職員・学生ともに弘前大学の構成員を表す
user@hirosaki-u.ac.jp
に変更し,統一します.利用者の皆様には大変お手数をおかけしますが,メールドメインの変更に伴うメールアドレスの変更に関して,ご理解とご協力をお願いします.
具体的な利用方法については,以下のWebページをご覧下さい.
目次
これまでの電子メールサービスとその問題点
総合情報処理センターでは,Active! mail による電子メールサービスを全構成員に提供してきました.また,学内にメールサーバを設置し,学内はもとより学外・国外からでもWebメールや他のメールソフトによるアクセスが可能になっています.
しかし,最近 Active! mail 利用者のアカウントが乗っ取られたり,Active! mail 管理者を騙る詐欺メールによる被害が多発する等のセキュリティ事案が発生し,その対策が急務になっています.
また,利用者が保存するメール容量も年々増大し,学内サーバのディスク保存領域を圧迫しています.さらにActive! mailの利用に関しては全構成員利用のためのライセンス費用がかさむ中で,その使いにくさを指摘する利用者からの声も上がっていました.
新サービス Office 365 Education への移行
そこで,平成27年3月の「弘前大学情報基盤システム」への更新に際し,セキュリティの向上と経費削減,そしてより使いやすい電子メールサービスを目指して,Microsoft 社が提供する教育機関向けクラウドサービス Office 365 Education に全面移行します.
Office 365 Education では,以下の機能を全ての教職員・学生が無料で利用可能です.
- 法人向けに設計されたメール機能
スパム対策・ウィルス対策標準搭載,カレンダー・連絡先・50GBのメール容量 - Office Online
Web ブラウザ上で Word, Excel, PowerPoint ファイルを作成,編集,共有可能 - 一人あたり 1TB のファイルストレージと共有
- 無制限のオンライン会議 および HD ビデオ会議
- イントラネット上のチームサイト
カスタマイズ可能なセキュリティ設定 - コーポレート SNS
部局や場所を超えた構成員のコラボレーションの実現 等々…
新サービス移行にあたってのメールドメイン変更に関するご理解のお願い
本学が一つの組織として全面的に Office 365 Education を採用する際,メールドメインの統一化が肝要です.センターでは,これまで
教職員は user@cc.hirosaki-u.ac.jp
学生は user@stu.hirosaki-u.ac.jp
と,2つのメールドメインを提供してきましたが,新サービスへの移行を機に,教職員・学生ともに「弘前大学の構成員」を表す代表ドメインに統一し,
user@hirosaki-u.ac.jp
に変更・統合します.利用者の皆様には大変お手数をおかけしますが,メールドメインの変更に伴うメールアドレスの変更に関して,ご理解とご協力をお願いします.
なぜ @hirosaki-u.ac.jp なのか
そもそも,メールドメインとは所属組織を表すものです.
user@cc.hirosaki-u.ac.jp なら,
- jp (Japan) は国名,
- ac (academic) は高等教育機関,
- hirosaki-u は大学名,そして…
- cc は(総合情報処理センターの前身だった)計算センターを表します.
これでは,@cc.hirosaki-u.ac.jp のメールドメインは,学長から事務職員まで計算センター所属!?とみなされることになりかねません.
また,全国的に見ても,大学の情報系センターが学内構成員に電子メールサービスを提供する際,メールドメインを @cc. などと指定する例は極めて異例であり,本学のブランド戦略の観点においても是正が望まれていました.
以上の理由により,メールドメインを統一する際,教職員・学生ともに「弘前大学の構成員」を表すメールドメインに統一するべきだという観点から,
user@hirosaki-u.ac.jp
とすることとしました.この件は,平成26年10月30日開催のネットワーク技術専門委員会及び11月28日開催のセンター運営委員会において審議の上,承認されたものです.
新サービス移行後は…
教職員・学生ともに「弘前大学の構成員」を表すメールドメインに統一されます.
- 移行後は,メールの送信元 (From:) のメールドメインが user@hirosaki-u.ac.jp になります.
- 従来の user@cc.hirosaki-u.ac.jp, user@stu.hirosaki-u.ac.jp あてのメールは user@hirosaki-u.ac.jp に転送されます.(移行措置)
- 名刺やパンフレット等の印刷物,ホームページの連絡先等も変更して下さい.
user@hirosaki-u.ac.jp がシステム更新後の正式のアドレスです.
メールドメイン変更スケジュール
メールドメイン変更のスケジュールは以下のとおりです.
- 平成27年1月下旬
新ドメインでのメール送受信サービスを先行開始(Office 365 Education 開始) - 平成27年2月末日
従来ドメインでのメール送信サービスを終了(Active! mail 終了) - 平成27年3月1日
新ドメインでのメール送受信サービスを本運用
移行措置として,従来ドメインでのメール受信サービス(新ドメインへの転送)は継続 - 平成28年3月末以降(予定)
従来ドメインでのメール受信サービスを終了し,新ドメインへ完全移行(予定)
パスワードについて
Office 365 Education を利用するためには,ログインするパスワードが以下の条件を全て満たす必要があります.
- パスワードの文字数は必ず8文字以上(20文字以下)
- 半角英大文字 (A ~ Z),半角英小文字 (a ~ z),半角数字 (0 ~ 9) の3種類を必ず含む
- 利用できる記号についても制限があります.(詳細は「パスワード変更の注意書」を参考)
現在お使いのパスワードが上記の条件を満たさない場合は,新サービスへ移行する前に以下のページからパスワードの変更を行って下さい.
よくあるご質問
従来ドメイン宛のメールの転送を平成28年3月で終了せず,ずーっと続けてほしい
新ドメインによる電子メールサービス開始後,平成28年3月までの1年間余りを移行措置期間としております.十分な時間がありますので,この間に必要な措置をとっていただきますようお願いします.
技術的な話になりますが,従来ドメイン宛のメールを Office 365 側へ自動転送している場合,Microsoft 社の提供するスパム対策・ウィルス対策の機能が有効になりません.セキュリティの向上を目的として新サービスへの移行を行っているわけですから,できましたら予定した移行措置期間の間に,新ドメインへメール送信されるよう,利用者の皆様のご協力をお願いします.
学会活動,発表論文等に使っている @cc.hirosaki-u.ac.jp が受信できなくなるのは困る
上記と同様な理由により,従来ドメイン宛のメールを新ドメインへ自動転送する措置を長期間継続することは,セキュリティ上の懸念を放置することにもつながります.
しかし,学会活動等でどうしても… という意見が多い場合は,別途方策を考えたいと思います.ご意見ご要望がありましたら,部局の総情センター運営委員,ネットワーク技術専門委員を通して,当センターまでお寄せ下さい.
メールドメインを統一するのなら,@cc.hirosaki-u.ac.jp に統一すればいいじゃないか
確かに,そうすれば教職員はドメイン名の変更に悩まされることはなくなります.しかし,変更の手間の有無を別にして,本学構成員を表す統一ドメイン名として何が適切であるかを今一度お考えいただきますようお願いします.
@cc.hirosaki-u.ac.jp でしょうか? それとも,
@hirosaki-u.ac.jp でしょうか?
メールドメインの変更にかかるアドレス変更は確かに大変めんどうな作業ですが,この変更は一生に一回のみです.@hirosaki-u.ac.jp という代表統一ドメインは,弘前大学が存続する限り不滅・不変です.今後は,どうかこの代表統一ドメイン @hirosaki-u.ac.jp をご愛顧いただきますよう,お願いいたします.
Office 365 Education って,どんなライセンスでどんな機能が使えるの?
システム更新の際にセンターが契約するのは,Office 365 Education E1 というライセンスです.E1 は全教職員・学生が無料です.このほかに,有料ですが E3 というライセンスもあります.詳しくは以下のリンクを参照して下さい.